今回は工藤 新一の母・工藤 有希子(くどう ゆきこ)とベルモットの関係性を紹介します。
主な登場回を紹介し、過去の出来事や再会の様子からその関係を深堀。
コナン(新一)に対する感情も徹底考察していきます。
ベルモットと工藤有希子の関係は?【親友であり変装のライバル】
ベルモットの正体は、アメリカの大女優であるシャロン・ヴィンヤードです。
そして、彼女は新一の母である工藤 有希子と親友でした。
両者の関係性や出会いを紹介。
立場が変わってから、お互いのことをどう思っているのかを考察していきます。
元大女優!工藤有希子はシャロン・ヴィンヤードと親友だった

新一の母、工藤 有希子は、人気女優でした。
日本ではもちろん、ハリウッドにも進出。
しかし、結婚を機に二十歳で引退。
伝説の女優と語られています。
そして、同じく女優のシャロン・ヴィンヤードとは親友でした。
ニューヨークで久しぶりに二人は再会し、新一と蘭のことをシャロンに紹介しています。
この二人が親友だったのは面白いですね。
新一だけでなく、新一の家族も組織と関わらなくてはならない理由づけになっていると思いました。
作者は、2人のモデルは峰不二子であると語っています。
良い不二子が有希子、悪い不二子がベルモットなのだそうです。
キャラクターとして産まれたときには、すでに繋がりを持たせようとしていたのかもしれませんね。
初代怪盗キッド(黒羽盗一)に師事した「変装術の同門」
有希子は、初代怪盗キッドの黒羽 盗一と面識があります。
実は、彼女は女スパイ役を演じるために、盗一に弟子入り。
変装術を学んでいました。
同時期にシャロンも、盗一に弟子入りしていました。
その縁で仲良くなっていったようです。
この関係性は驚きました。

コナン世界の変装の技術は、盗一に繋がっているということなんですね。
初代怪盗キッドの凄さに驚かされました。
工藤有希子がベルモット(シャロン)の正体を知るきっかけ
有希子がベルモットの正体を知ったのは、「満月の夜の二元ミステリー」の時です。
コミックス42巻の頃ですね。
コナンが有希子に伝えました。
その時まで、有希子はシャロンは死亡したと思っていました。
親友が犯罪組織のメンバーで、息子と敵対しているというのは衝撃的だったと思います。
しかし、死亡していた親友が生きていたことは嬉しいのではないでしょうか。
非常に複雑な心境であることが伺えます。
なぜベルモットは工藤家に手出しできないのか?「過去の絆」と「新一への思い」

ベルモットは組織のメンバーで、コナンとは敵対しています。
しかし、工藤家には手出しできない様子があります。
そこには複雑な心境があるようです。
そのベルモットの工藤家に対する想いを深堀していきます。
かつての親友・有希子の前だけで見せる「シャロンの素顔」と未練
有希子はベルモットがシャロンであることを知っています。
そして、ベルモットも有希子が自分の正体を知っていることに気づいています。
本来なら、正体を気付いた人間は消すのが組織のやり方です。

有希子の命を奪わないのは、やはり情があるからだと思います。
有希子と話すときのベルモットは、口調も砕けていて、普段と違います。
2人の関係性がよく表れていると思いました。
コナン(新一)を組織から隠し通す理由
ベルモットは、コナンが新一であることを組織に隠しています。
その理由は、2つ。
1つは、新一に恩があるから。
ベルモットはジンに新一のことを聞かれ、何も知らないと答えています。
これは、ニューヨークで新一に命を助けられたため。
ベルモットは通り魔に変装していた時に、階段から転落しそうになります。
それを救ったのが、新一と蘭でした。
新一は気付いていませんが、その行動が自身の命を守ることにもつながりました。
2つ目は、組織を壊滅させてくれる可能性を感じているから。
ベルモットはコナンを「銀の弾丸(シルバーブレット)」と呼びます。
彼女は、理由は不明ですが、組織の壊滅を望んでいます。
そして、コナンはそれができると期待しています。
そのため、コナンのピンチをかばう行動が良く見られます。
以上2つの理由から、ベルモットはコナンの命を守ろうとしています。
あの方のお気に入りと言われて、組織でも重要な立場でありながら、コナンや蘭を守
ろうとしているのは、とても複雑ですね。

ベルモットの行動や想いは、組織が壊滅する鍵になるのではないかと考えています。
最も注目する必要があるキャラクターなのではないでしょうか。
工藤優作の圧倒的な知略に対する「警戒とリスペクト」
ベルモットは有希子の夫・優作にも警戒心を持っています。
しかし、やはり有希子への情から命を奪いたくないという意思も見られます。
ラムに命じられてベルモットは、優作を調べたことがありました。
ラムは優作が組織の件で日本に戻ってきたとすれば、消すつもりだったようです。
ベルモットは、工藤優作とその妻について、組織には関係しておらず、取るに足らな
い存在であると報告したようです。
ベルモットは優作たちに軽い毒物を仕込み、入院させるつもりでした。
優作は毒物に気が付くも、体調不良のふりをしていました。
非常に緊迫感のある展開でした。

そして、やはり工藤夫婦を組織から遠ざけたいという印象を受けました。
ベルモットと工藤有希子が関連する重要登場回・原作コミックス
ベルモットと有希子が登場する回を紹介。
この2人の会話は、一見友達同士の会話ですが、組織の秘密にはつながっていきそうで緊迫感があります。
そのため、それぞれ重要なエピソードとなっています。
34巻〜35巻:工藤新一NYの事件(すべての原点と、シャロンの二面性)
新一と蘭がニューヨークを訪れたエピソード。
そこで、有希子の親友であるシャロンと会います。
シャロンが変装の達人であることも知らされました。
新一と蘭は、このエピソードで通り魔の命を救っています。
後にこの通り魔がシャロンの変装であったことが判明。
ベルモットが新一と蘭を守ろうとする理由にもつながっています。
また、シャロンが有希子以上に高い変装技術をもっていることも分かります。
ベルモット=シャロンであると全てがつながる展開が面白かったですね。
42巻:黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー(有希子の陰のサポート)
新一が生きているのではないかと組織が疑い始めます。
その危機を有希子の変装術で、乗り切ることができました。
そして、この回でベルモットが新出 智明に変装し潜入していたことが判明。
さらにベルモットの見た目が変わっておらず、年を取っているように見えないことも
明かされています。
非常に重要なエピソードでした。
ベルモットや組織の謎について、大きく話が動きました。
見事な伏線の回収に盛り上がりました。
78巻:漆黒の特急(ミステリートレイン)(直接対面!女のプライドをかけた変装・心理戦)

有希子とベルモットが直接対峙します。
有希子が変装術を駆使し、コナンと灰原の危機を救うことに成功。
このエピソードでバーボンの正体が安室 透であることが判明。
焦点はそこに当てられていますが、有希子とベルモットの関係性も分かる場面も面白かったです。

お互いに友情を感じさせる場面が印象的でした。
99巻〜:工藤優作の推理ショー(工藤夫妻とベルモットの静かな駆け引き)
連続密室殺人の真相を生放送の推理ショーで公開することを企画した優作。
しかし、直前に食あたりで優作が倒れて、有希子が代役になります。
怪盗キッドが優作に変装し、難を逃れました。
しかし、優作に変装していたのは実はベルモットでした。
ベルモットはラムの命令で工藤家に潜入。
軽い毒を飲ませることに成功したと思っていましたが、それは優作の演技でした。
状況が二転三転するエピソードで面白かったですね。
工藤夫妻はラムに疑惑を持たれていて、危険な状況でした。
しかし、ベルモットの報告で難を逃れることができました。
お互いの騙し合いが面白かったですね。
やはりベルモットの有希子たちをかばう行動が気になりました。

コナンや工藤夫妻を遠ざけようとする嘘は、ベルモットにも危険が及ぶきっかけになるのではないかと考えています。
今後どのような展開があるのか注目していきたいです。
工藤有希子はベルモットをどう思っている?
有希子はベルモット=シャロンのことをどう思っているのでしょうか。今でも友情を抱いていると思います。
有希子がシャロンの正体を気付くきっかけや対峙した時の行動から考察していきます。
死んだと思っていた親友
有希子はコナンからベルモットの正体がシャロンであることを明かされます。
その時まで、シャロンは死亡していると思っていました。
複雑な心境ではあったと思います。
しかし、やはり嬉しかったのではないでしょうか。
当時は組織が灰原に接近している状況で、有希子の心理的な描写はあまりありませんでした。
その中でも服部に新一の変装をさせるなど、息子のサポートを行っています。

ここには親友の犯行を止めたいという想いも見られると思いました。
正体を知った時の心境
有希子は、シャロンが生きていることを喜んでいたと思います。
しかし、正体を知ったときは衝撃だったでしょう。
また、ニューヨークで会っていたシャロンも実は変装であったことも分かりました。
その時のシャロンは年齢相応の見た目をしていました。
しかし、それは特殊メイクでした。
彼女の経歴は、夫との死別や娘との確執など全て嘘であったことも判明。
それも有希子にとっては衝撃的だったと思います。
しかし、経歴や見た目が嘘だったとしても、変装の修行時代から共に過ごした時間は
嘘ではありません。
有希子は、嘘で固められたベルモットの本当の姿を知っている数少ない人物と言えます。

そのことがベルモットの改心や和解に繋がっていくのではないかと考えています。
組織に入った悲しみ
親友が世界的な犯罪組織のメンバーとなってしまったことは、やはり悲しんでいるのではないでしょうか。
しかもその組織は、息子の宿敵と言える存在。
それでも、ベルツリー急行で再会した時は、以前のように友達としての距離感で会話をしていました。
隠してはいますが、悲しさは抱いていると考えています。
今でもシャロンと呼ぶ理由
有希子はベルモットのことをシャロンと呼びます。
やはり今でも友情を感じているのだと思います。
一方のベルモットも正体を知っている人間は、消すべきである考えてはいるでしょう。
しかし、それをしないのは彼女も友情を感じているからだと思います。
今でもシャロンと呼ぶ人物に対して、彼女自身も複雑な感情を抱いていると思います。
青山先生が描きたかった「良い峰不二子」と「悪い峰不二子」
有希子とベルモットは、2人とも「ルパン三世」に登場する峰 不二子がモデル。
有希子が良い峰 不二子。
ベルモットが悪い峰 不二子なのだそうです。
なぜ峰 不二子がモデルにしたキャラクターを登場させたのか、考察していきます。
なぜ峰 不二子がモデルなのか
峰不二子は、漫画・アニメ「ルパン三世」に登場するキャラクター。
時には味方になったり、時には敵に寝返ったりとルパンを翻弄します。
なぜ峰不二子をモデルにしたキャラクターを登場させたのでしょうか。
それは作者が「ルパン三世」のファンだからです。
劇場版「ルパン三世VS名探偵コナン」が公開されたときの特集番組で明かされています。
有希子も名前は、不二子の初代声優の二階堂 有希子さんが由来。
髪型も似せていますね。
さらに、結婚前の旧姓の藤峰も、そのまま峰 不二子からとっています。
ベルモットは、不二子の悪女の部分をモデルにしているそうです。
主人公の敵か味方か分からない部分も共通していますね。
有希子とベルモットともに、ライダースーツを着て、バイクを乗りこなす姿は強いリスペクトを感じますね。

同じキャラクターをモデルにしている点でも、2人の因縁は決まっていたのではないかと思います。
同じ変装術が生んだ「正義」と「悪」
有希子とベルモットには、優れた変装術を持っているという共通点があります。しかも変装術の師匠も同じです。
同じ技術を持ちながら、正義と悪に分かれてしまっているのが皮肉ですね。
有希子は服部を新一に変装させるなど、事件解決のために変装術を役立てています。
ベルモットは新出に変装し、灰原について探っていました。
変装術も全く異なる使われ方をしています。

しかし、ベルモットも悪事にばかり変装術を使っているわけではありません。
劇場版「黒鉄の魚影」では、変装を駆使して老若認証システムの欠陥をあらわにし、
灰原の危機を救いました。
この先も、ベルモットは正義のために自分の変装術を使う機会があるのではないかと思います。
それが改心のきっかけにも成りうるのではないでしょうか。
それでも友情だけは残っている
有希子とベルモットともに、様々な描写から心情を考察してきました。
有希子とベルモットの間には、まだ友情が残っていると思います。
和解の機会はやってくるのではないでしょうか。
ベルモットはあのお方にとっても特別な存在、
有希子とベルモットの関係が動くときに、組織との決着も近づく可能性があると考えています。
2人の動向にはよく注目していきたいですね。

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