黒の組織のナンバー2・ラムの正体が、脇田 兼則(わきた かねのり)であると判明しました。
しかし、まだラムに関する疑問は数多くあります。
はたして、コナンはラムの正体に気づいているのでしょうか。
今回は、その疑問への回答やラム=脇田の正体判明までのエピソードを徹底考察。
さらに、ラムの担当声優や性格、能力など詳細な情報も深堀していきます。
コナンとラム|正体には気づいてる?
コナンのRUMを寝る前に落書き。おやすみ💤#コナン #ラム #イラスト #一発描き pic.twitter.com/JoDS6m2eHE
— J-Heath【ヒース】 (@JHeath88543698) October 10, 2024
ラムの正体が判明するエピソードは、ネットでも話題になりました。
そのエピソードは、原作1066話「RUM」。
部下が運転する車の後部座席にいるラムが眼帯をつけて脇田へと姿を変えます。
ラム=脇田が確定しましたが、これはあくまで読者の視点です。
果たして、コナンやその他の人物はラムの正体に気づいているのでしょうか。
現在の状況を考察していきます。
コナンは気づいている?
コナンは、ラムが脇田であることにはまだ気づいていません。
ラムが隻眼であることは知っています。
なので、左目を隠している脇田にいくらか疑いを持ってはいました。
しかし、正体を確信する描写はいまだに出てきていません。
ラムは気づいている?
反対にラムは、コナンの正体に気づいているのでしょうか。
こちらもまだ正体を確信している描写はありません。
しかし、コナンの頭の良さには注目している様子があります。
コナンとラム、お互いに正体は気づいていませんでした。
では正体に気づく日はまもなくやってくるんでしょうか?
次に考察していきたいと思います。
正体にいつ気づく?個人的考察!
脇田=ラムの正体判明という読者視点の大きな展開はすでに行われました。
ではコナンがラムの正体にいつ気づくのかが気になりますよね。
個人的には…110巻あたりではないかと考えています。
5月28日サンデーに掲載された1144話で、ラムが登場。
脇田が近くにきた瞬間、組織メンバーの気配を感じることができる灰原はおびえだします。
次第にラムとしての顔が見え隠れして、緊迫感のある状況が続いていました。
この流れを見ると、コナンがラムに気づくのはもう少し引っ張るのではないでしょうか。
具体的には、110巻あたりです(予想)。
コナンは最近休載が増えており、単行本は年2回のペース。
現在、106巻まで出ています。
2年後の2027年に発売される110巻でラムに関して大きな動きがあるのではないでしょうか。
コナンは映画公開前は、映画に関わる話が連載されます。
そのため、組織に関連する話ばかりではありません。
以前は、スピンオフの漫画が連載されたこともあるので、もっと延びる可能性もあるでしょう。
最近は休載も増えているので、青山先生には無理はせずに連載を続けていってもらいたいですね。
原作のストーリーが進展していくの楽しみに待ちたいと思います。
現在脇田だと気づいているのは誰?
ラムが脇田に変装していることを知っている人物はいるのでしょうか。
それを知っているのは、恐らく組織の一部のメンバーだけのようです。
作中の描写だけ見ると、ジンは知っている様子です。
このような場面がありました。
ウォッカが答えます。
「ジンの兄貴が言ってたぜ。顔を変えて、ふざけた名前を名乗っているって」
この描写から、ジンはラムが脇田 兼則を名乗っていることは知っているようです。
それ以外のメンバーは、ラムの活動を知っているのかは不明です。
特に気になるのは、安室=バーボンがラムについてどこまで知っているのかではないでしょうか。
安室は、脇田=ラムであると知っているのかどうか。
安室は、ラムからメールで指示を受けています。
しかし、脇田がラムの変装であることをはっきりと言及されている描写はありません。
果たして、安室は脇田の正体を知っているのでしょうか。
個人的には、知っているのではないかと考えています。
コナンにラムについてのヒントを出していると思われる描写があるからです。
ラムについてコナンに聞かれたとき、安室は「せっかちな人」と答えました。
これはラムの性格のことを言っていますが、脇田の名前のヒントでもあるのではないでしょうか。
「脇田兼則(わきたかねのり)」は「ときはかねなり」をもじっています。
その文字を並べ替えると、
そのことから、「せっかち」というヒントを出した可能性があるのではないでしょうか。
ラムの正体が脇田だと判明するまでのエピソードは?
コナンがラムの存在を知ってから、読者が正体を知るまで、長い期間を費やしました。
そこに至るまでの複雑なストーリーを深堀します。
58巻 ラムの真の初登場!?「赤と黒のクラッシュ」
実は、ラムは58巻ですでに登場しています。
これはラムという名前が登場するよりも前です。
このような場面がありました。
しかし、そこにおじいさんが居座ってしまいます。
赤井は無視しましたが、キャメルは「ここは危ないですよ」と声をかけてしまいます。
その後、組織の取引は中止となり、作戦は失敗。
おじいさんは、実は組織のメンバーであり、FBI二人を監視していたようです。
キャメルの過去の失敗の場面です。
このおじいさんが組織内でどの程度の地位にいるのかなどは明かされていませんでした。
実は、このおじいさんこそ、組織のナンバー2・ラムでした。
ラムという名前が出てくるずっと前から、ラムはすでに登場していたのです。
この事実が分かるのは、100巻のラム=脇田が判明する回。
長い伏線の回収にとても驚きました。
85巻 黒の組織ラムの存在が示唆
ラムの存在をコナンが知るのは、85巻。
キールからのメールによって、その存在が示唆されます。
メールには「RUM」と3文字だけ入力されていました。
この時点では、判明したのはラムというコードネーム。
そして、ラムがボスの側近であることのみ。
わずかな情報ですが、ジン以上の大物、ボスの側近の存在が判明し、とてもワクワクしました。
86巻 ラムが隻眼だと明かされる
コナンが灰原にラムについて聞きます。
ラムが組織のナンバー2であることが判明。
しかし、灰原はラムについては噂でしか知らない様子。
人によってその姿についての証言が異なったようです。
屈強な大男。
長髪の女のような男。
年老いた老人。
しかし、ラムが左右どちらかの目が隻眼であることは確かであると明かされました。
それがきっかけで、隻眼と思われるキャラクターがラムの候補となりました。
92巻 脇田としての初登場回
脇田 兼則(わきた かねのり)
の姿で初登場します。
小五郎が事務所の隣のいろは寿司を訪れたときに、板前として登場。
左目に眼帯をしていたため、すぐにコナンからラムではないかと疑われました。
また、推理力もあり、ただ物ではない様子もありました。
脇田は、小五郎に弟子入りし、これ以降も登場するようになります。
脇田は出っ張った前歯が特徴的で、コミカルな見た目です。
ラムの候補としては、一番なさそうな外見である印象を受けました。
100巻 ラムの正体判明
1066話「RUM」で、ラムの正体が脇田であると確定します。
スキンヘッドの中年の男性が車の後部座席に乗っています。
それが、ラムでした。
ラムはカツラをかぶり、付け歯と眼帯を付け、車を降ります。
車を降りると、脇田 兼則の姿となっていました。
そして、そのままいろは寿司へ。
そのような流れでラムの正体が判明。
ラムの候補は三人でした。
その中でも、脇田は意外であったと思います。
ラムの本来の姿は、組織のナンバー2としての貫禄を感じました。
脇田の姿とのギャップが驚異的です。
前述のとおり、ラムは以前にも登場していることが判明。
赤井とキャメルが組織の取引を抑えようとしていた場面です。
ここに居合わせた3人がラムの噂されていた姿と一致します。
屈強な大男は、キャメル。
長髪の女のような男は、赤井。
年老いた老人は、変装したラム自身です。
この伏線の張り方も見事でした。
101巻 灰原哀に気づかれそうに?
灰原は組織の人間が近くにいると、その気配を感じることができます。
この話でも、灰原は組織の人間の気配を感じ取り、おびえます。
しかし、部屋の中には、それらしい人物はいません。
実は、部屋の外に寿司を届けに来た脇田がいたのでした。
まだ正体の発覚までにはいきませんでした。
しかし、脇田が組織のメンバーである可能性をコナンたちに示唆する重要な場面でした。
ラムがコナンの関係者の近くにいるエピソードは、緊張感がありますね。
やり取りを間違えれば、危機に落ちる状況は目が離せません。
ラムの正体を徹底解剖
ラムの情報について整理していきます。
ラムは、組織との対決においても重要な人物となるでしょう。
黒の組織のナンバー2・ラム。
変装した姿である脇田 兼則(わきた かねのり)。
両方を深堀していきます。
ラムの基本情報
ラムは、黒の組織のナンバー2です。
現在は、脇田 兼則(わきた かねのり)と名乗っています。
毛利小五郎探偵事務所の隣の「いろは寿司」で板前として勤めています。
特定の場所に長くいることはなく、流れてきたと自身では言っていました。
安室に続いての二番弟子として、毛利 小五郎に弟子入りをしました。
コードネームのラムは、サトウキビを原料とした蒸留酒。
他の男性のメンバー同様に、蒸留酒からコードネームを付けられています。
「ラム」という酒は有名ですよね。
そのため、そのうちコードネームとして使用されるのではないかと考えていました。
しかし、ナンバー2のコードネームであるとは思いませんでした。
ラムの声優
ラムの声優を担当しているのは、千葉 繁さん。
代表作は『ONE PIECE』のバギーや『北斗の拳』のナレーションが代表作です。
アドリブに定評があるベテラン声優さんです。
コナンのテレビアニメに2回、映画に1回出演しています。
ひょうきんな脇田 兼則の顔。
重厚なラムの演技。
その両面をみごとに演じ分けていますね。
ラムと烏丸蓮耶の関係性
ラムは、組織のボス=烏丸 蓮耶に長年仕えています。
47年前に烏丸の代理で、国際経済フォーラムで登壇していました。
組織の中で仕えているだけでなく、表向きの顔である大富豪・烏丸 蓮耶の側近でもあった様子。
ラムの父親も烏丸に仕えていたようです。
ラムのコードネームも父親から引き継いでいます。
ラムも灰原同様に親子で組織のメンバーであったことが意外でした。
想像以上に昔から組織が存在していたことが分かり、そのスケールに圧倒されています。
能力「フォトグラフィックメモリー」
ラムには、特殊な能力があります。
それが「フォトグラフィックメモリー」。
一度見たものを瞬時に記憶し、忘れない力です。
この能力で政治家などの弱みを握り、組織の駒にしていったようです。
この能力は、昔は両目に備わっていたようです。
しかし、17年前には左目だけに。
現在では左目が失われたため、能力は完全に失われました。
映画『純黒の悪夢』では、同じ能力をもつ部下「キュラソー」が登場しています。
自信の右腕としていましたが、作中で死亡しました。
ラムの「フォトグラフィックメモリー」は、映画で判明していたのですが、実際に披露されると力に驚きました。
ラムの能力が組織内でとても重要であったことが分かります。
性格
安室いわく、ラムはせっかちな性格であるようです。
「石橋を叩きすぎて、割ってしまう」と言われるボスとは正反対ですね。
安室へのメールに「Time is money(時は金なり)」と記されていることからも伺えます。
「わきたかねのり」の偽名も「ときはかねなり」にあやかったものです。
偽名に使用するほどなので、この言葉にこだわりがあるのかもしれません。
ラムは組織のメンバーには、どう思われているのでしょうか。
キャメル捜査官を襲撃した時にはラムが指揮を執っていました。
ジンを始めとするメンバーは、ラムがメールで送ってくる指示に従っていました。
相手の動きを見抜くラムの指示にウォッカが「さすがラム」と言います。
ジンは、「いちいち褒めるな」と言い返していました。
また、ある時には、姿を見せないラムに対して、キャンティは「ラムはどこ何をしているのさ」と悪態をついていました。
これらのことから、ラムはあの方と呼ばれる烏丸ほど、畏怖や忠誠の対象にはなっていないと考えています。
あくまで烏丸の下にいる同士で、同格のような扱いをされている様子。
しかし、実績や能力から、実力者として認められている印象です。
ボスとラムの二人が、お互いの性格を補い合って、組織を大きくしてきたのではないかということが伺えました。
ラムの目的
ラムの目的は何でしょうか。
基本的には烏丸に忠誠を誓い、その望みをかなえようとしていると考えられます。
1つだけ異なっているのは、ラムは烏丸の姿を知りたがっていて、烏丸は姿を隠したがっていることではないでしょうか。
烏丸が姿を見せない理由は現在では不明。
それが分かると、ストーリーは大きく動くと思います。
また、烏丸が行おうとしている「時の流れに逆らう」という目的にも賛同しているようです。
ラムは、アポトキシン4869を思い浮かべ、「やはり、この右目の…時を戻すしかなさそうですねぇ」と考えていました。
今後組織を追う人物との対決に備え、若返る計画を考えているのではないでしょうか。
他の組織のメンバー同様に、ラムにも一部でスパイ疑惑があります。
また、烏丸から組織を乗っ取ろうとしている説も。
個人的には、その可能性は低いと考えています。
主要人物ではバーボンやキールがスパイです。
その他、映画でもスパイが組織に入っていました。
ナンバー2までがスパイというのは、慎重な烏丸に気づかれないことは難しいでしょう。
また、ラムが烏丸を裏切ろうとしてるという説も可能性は低いと考えています。
烏丸がしばらく姿を見せなくなったということで、奪える機会はいくらでもあったでしょう。
それをしないのは、ラムに裏切る気がないからではないでしょうか。
ラム正体判明まで候補にあがったキャラ
ラムの正体が脇田と判明するまで、ラムではないかと言われていたキャラクターを解説。
➀若狭 留美
コナンが通う小学校のクラスの副担任です。
遠近感が上手く掴めない様子から、義眼ではないかと疑われました。
その正体は、レイチェル・浅香。
組織に育ての親のような存在であるアマンダ・ヒューズを殺された過去がありました。
その後、組織への復讐を誓うようになりました。
現在、どこかの組織に所属しているかは不明。
安室を襲撃し気絶させたり、大量の暴漢を倒したりする様子からただ物ではない雰囲気がありました。
組織に敵対していますが、コナンたちの味方でもない立ち位置が独特ですね。
今後、最も注目していきたいキャラクターです。
②黒田 兵衛
警視庁捜査一課の管理官。右目が義眼
であることから、ラムの候補として疑われていました。
安室のことを「バーボン」と呼んでる場面も。
そのことから、ラム、もしくは組織の関係者であると言われていました。
結果、ラムではありませんでした。
安室のことを「バーボン」と呼んでいたのは、潜入先の名前で呼ぶ黒田のクセでした。
ラムに関するよくある質問[FAQ]
ネットやSNSでは、ラムに関する疑問がいくつもあります。
その疑問と答えについて解説していきます。
Q:脇田はラムの変装?
特徴的な前歯は付け歯。
鼻の下のひげは、付けひげ。
髪はカツラ。
目には眼帯をして隠しています。
隻眼はラムの最大の特徴です。
コナンにも疑われていましたね。
「でき物ができている」と言って、隠しています。
変装前と変装後の姿には、かなりのギャップがあります。
ナンバー2ともなると、変装の技術も優れているのだと思いました。
Q:ラムはあの方に距離を置かれている?
そのため、現在のボスの姿についてはラムも知りません。
ラムは、烏丸が今どのような姿なのか、どこにいるかが気がかりなようです。
この様子は、映画『黒鉄の魚影』で描かれていました。
個人の顔から、その人物の若返った姿や老いた姿を予測し、個人を特定する老若認証システムをラムは手に入れようとしました。
その目的は、烏丸に阻まれました。
烏丸とラムの思惑が一致していないことが分かる重要な描写ではないでしょうか。
この映画で組織の目的がまた複雑になったと感じます。
ただ前述した通り、ラムには烏丸を出し抜こうとする悪意はないと思います。
単純に現在姿を見せなくなった烏丸を探しているのではないでしょうか。
烏丸もラムを警戒しているわけではないと思います。
事情があり、姿を隠しているのではないでしょうか。
Q:ラムはなぜ毛利小五郎に近づいた?
ラムが毛利小五郎に近づいた理由は、まだはっきり言及されていません。
推測ですが、安室透=バーボンの監視ではないでしょうか。
安室は、毛利小五郎の調査のためポアロでアルバイトをしています。
同時に、工藤新一の情報を集めるようにラムからの命令を受けています。
しかし、安室が有益な情報を送ってこないことで、安室がスパイであることを疑い始めている可能性はないでしょうか。
わざわざ組織のメンバーである安室の近くに、さらに潜入してくるのは効率が悪いため、そう考えました。
今後、新たな情報を待ちたいと思います。
Q:なぜ片目を負傷した?
17年前、羽田 浩司とアマンダが殺された時には、ラムは義眼ではありませんでした。
それ以降に負傷したようです。
若狭 留美は17年前に恩人のアマンダを殺され、自身もラムたちに追われました。
若狭がどのように逃げられたのかはまだ不明です。
恐らくそこで関わるのが、赤井 秀一の父親、赤井 武務(あかい つとむ)。
若狭を助けるためにアメリカへ来たようです。
しかし、それ以降の描写はまだ描かれていません。
恐らくはラム一味と若狭や赤井 武務は交戦したとされています。
そのときにラムは目を負傷したのではないでしょうか。
今後、このエピソードも深く掘り下げられるかもしれません。
それがとても楽しみです。
ラムの今後の展開予想
ラムは今後どうなるのでしょうか。
コナンが脇田の正体がラムであることに気づく展開。
また、ラムがコナンの正体に気づくという展開。
どちらもあると考えられます。
先に正体に気づいた方が先手を取ることができるのではないでしょうか。
どちらが先に正体に気づけるのか、楽しみに見守りたいです。
ラムと決着が付けば、組織にダメージを与え、烏丸にも近づけるかもしれません。
コナンはラムの正体に気づいているのか まとめ
ラムについて深堀してきました。
原作を見返してみると、コナンは脇田 兼則(わきた かねのり)がラムであることに気が付いていませんでした。
ラムもコナンの正体には気づいていません。
それどころか、ラムが脇田に変装して潜入していることを知っている人物がとても少ないですね。
気づいているのはおそらくジン。
そしてバーボン(安室透)も何らかしら気づいているようです。
ラムが登場してきてからは、組織との対決も増え、緊張感のある展開が続いています。
今後は、若狭 留美や黒田 兵衛も加わり、さらに複雑なストーリーの展開が予想されます。
コナンとラムがお互いの正体に気づく展開。
まだ明かされていないラムの目の負傷についての詳細。
ラムは烏丸を見つけ出すことができるのか。
まだまだ謎や伏線が残るラムは最も注目すべきキャラとして認識した方が良いかもしれません。
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