漫画「忍者と極道」は打ち切りで連載が終了したという噂があります。
しかし、噂は誤解であり、漫画「忍者と極道」(にんじゃとごくどう)は、現在もWEBアプリ「コミックDAYS」で連載中です。
では、なぜ打ち切りの噂が出たのでしょうか。
その理由と真相、アニメについても深堀していきます。
忍者と極道の打ち切り理由|誤解と心配の真相
「忍者と極道」は、近藤 信輔先生が作者の漫画です。
WEBアプリ『コミックDAYS』で2020年1月20日から始まり、現在も連載中です。
単行本は、14巻まで刊行されています。
しかし、なぜそのような噂が出回ったのか、真相を考察していきます。
過去作品が打ち切りだったため
作者は、本作の成功までの苦労を語っているインタビューで過去の打ち切りについて語っています。
『伊達先パイ』でようやく連載デビューしたんですが、あれは運だったと思います。結局、『伊達先パイ』は半年くらいで打ち切られて。
その後、柔道マンガのネームで5〜6作品くらいボツを出した末に2014年から『ジュウドウズ』の連載を始めましたが、この作品も半年くらいで
引用:アル 『忍者と極道』近藤信輔先生インタビュー
週刊少年ジャンプで2回連載しましたが、2回とも打ち切りで終了になったという経歴があります。
- 『伊達先パイ』は、2012年41号から2013年10号までの連載。
- 『ジュウドウズ』は、2014年41号から2015年8号まで連載。
ジャンプで2回打ち切りになっても、何年もボツになったとしても、漫画を描き続けた近藤先生。

もし自分が同じ立場だったら、そこまで続けるのは無理です。
ジャンプの作風とは合わなかったのかもしれません。
しかし、あきらめずに成功を勝ち取ったのは素晴らしいですね。
本作は、成人の読者を対象としているので、極道を前面に出したり、
過激な描写があったりという作風が向いていたのではないでしょうか?
作画担当の降板
本作は、近藤先生がストーリーの考案と作画を担当しています。
しかし、実は別の方が、作画を担当する予定でした。
作画を担当する方をコンペで募集し、内定したのですが、連載開始前に辞退したということです。
作画担当者が降板した理由は明らかになっていません。
近藤先生は「自分の責任」と述べているようです。
作画担当の方の降板は気になりますね。
紆余曲折ありながら、連載が開始され、評価を得たのは良かったと思います。
連載当初の打ち切りの心配
本作は、かなり過激な内容です。
連載当初から、首が切断される描写や人の死が描かれています。
そのことから、読者から打ち切りを懸念されていたのではないでしょうか。
読者からの心配
原作ファンゆえに打ち切りを心配し、噂を広めてしまうというのは、不思議な現象ですね。
「忍者と極道」序盤の頃、打ち切りにさせないために、皆んなでスクショ大喜利しまくって知名度上げようとしてたのが懐かしい。
(無事、ゾクガミで跳ねまくった)— ガジョレ (@russia_sukosuko) October 2, 2024
しかし、本作を終了させないように話題にしていた読者も多いようです。
そして、第三章でネットも盛り上がり、話題になっていきました。
作者の近藤 信輔先生自身も連載当初から打ち切りの心配も。
作者もヒヤヒヤだった
3巻くらいまではいつ打ち切られるのかヒヤヒヤしながら描いていたから。本当に連載って綱渡りなんですよ。
引用:アル 『忍者と極道』近藤信輔先生インタビュー
過激な描写は、人を選びますが、魅力的に感じたファンも多かったのではないでしょうか。
ネット上で検索されている画像を見ると、迫力と面白さがありますね。
コンプライアンスや表現方法のギリギリを責める作風は、魅力的だと思いました。
長期休載があったため
「忍者と極道
」は、長期休載がありました。
期間は2022年1月から2023年5月まで。
理由は「心身のメンテナンス」でした。
更新が止まったことで、読者の間に打ち切りの噂が広まりました。
連載は再開されましたが、時々休載が入ることもあるため、不安になる読者は多いようです。
突然の長期休載は、心配になりますよね。
作者は漫画の内容にかなり気を遣い、描いていることが伺えます。
完結までの構想はあるということなので、時には休みながらも完結に向けて進んでほしいと思います。
アニメ打ち切りの心配
アニメの打ち切りの心配から、噂が出始めた可能性もあります。
作者もアニメ化に際してコメントを出しています。
自分も担当さんもずっと「映像化は…無理だよねェ…」と話していたところに実現した奇跡です!!
スタッフさん達が愛を込めて忍極を放送限界(ギリギリ)までアニメにしたる!って情熱(ネツ)をひしひし感じています!!!
引用:パッシュプラス
どこまで原作に忠実に描き切れるかは気になりますね。
「鬼滅の刃」は首を切断されるシーンをアニメでも再現していますが、あくまで首が切れるのは鬼です。
人間の首が切れる描写をどこまで再現することができるのでしょうか。
また、本作は「ルビ芸」と呼ばれる表現も印象的です。
漢字を独特の読ませ方をするのが特徴です。
例えば、「襲撃」を(カチコミ)と読みます。
その他にも「偉大ェ」を(パネェ)、「強請」を(おねだり)など。
この表現も果たしてアニメで再現されるのか注目です。
人間の死亡シーンはしっかりと再現するのか、
あくまでぼかしながらも原作の魅力を損なわずに描写することができるのか、注目していきたいですね。
忍者と極道|打ち切りしていない・作者の情熱で連載は続く!
不定期に休載
が入ることもありますが、完結に向けて構想もあるようです。
ぜひ自身の体調を考慮しながら、完結を目指していただきたいです。
今回、記事を書いて初めて「忍者と極道」を知りました。
1巻を読むと、はまる人が多い理由が分かりました。
首を切断されても、しばらく生首の状態でしゃべり続ける極道のシーンのインパクトが強かったです。
残酷の描写の中にあるコミカルな要素が魅力的でした。
また、漢字に振る独特のルビやパロディがとても面白かったです。
アニメと原作漫画、両方を追っていきたいです。
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