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クスノキの番人|ラップがおかしい?小説既読者の映画感想

クスノキの番人,つまらない 作品解説・考察
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映画『クスノキの番人』が公開されました。

公開前は、クスノキの番人が「つまらない」と感じていたみたいで、映画もどうなるのか気になっていました。

結論、小説も映画もおもしろかったです。

ただ、映画途中でのラップ(挿入歌)とアニオリに少し違和感がありました。

事前に原作小説を読み、公開初日に映画を観てきたものとしての感想を書いていきます。

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映画『クスノキの番人』ラップがおかしい?

前述どおり、映画クスノキの番人は自分にとっては「つまらなくなかった」です。

素直によかったし、涙が出るほど感動してあたたかい気持ちになりました。

ただ個人的には、玲斗の心情を表現したシーンでの突然のラップには戸惑いました。

福島県出身のラッパー狐火(きつねび)さんの「かわっていく」という曲です。

記憶違いでなければ、前奏が無くいきなりラップ調の歌から入っていて、

主人公・玲斗ではない男性の声が、ダイレクトに彼の心を歌っているとも受け取れました。

実際にそういう狙いがあったようです。

ただ、それがこれまでの流れとは全然違って映画『クスノキの番人』には合わない気がしたんです。

玲斗は「歌う人」という設定もないので、いきなりその歌が強調されすぎ?

そのシーンの効果的な「音楽」としてではなく「セリフではない言葉(歌詞)」が優先されすぎて、何か違和感が残りました。

個人的には、できれば玲斗の心の葛藤を歌詞無しで音楽だけで感じたかったです。

もしくは挿入歌の音量をもう少し抑えめにするとよかったのかな…とも。

曲自体はすごくよくて、Uruさんの主題歌とともに絶対話題になるな~と思ったほど。

賛否両論がやっぱり激しくて、メディアも取り上げ始めていて話題になっていますね!

私のように、戸惑いを感じた人はやっぱりいたようで、Xでの口コミもいくつかありました。

映画オリジナル要素(アニオリ)

クスノキの番人を観たいなと思っている人は、小説を読まないで映画を観てほしいです。

映画では描ききれない知識も入ってくるので、理解しにくいところも違和感はなくなるのは事実。

しかし、映画オリジナル要素が気になって、純粋に映画に入り込めない自分もいました。

「あ、小説と違う」と感じるシーンが何度もあって我に返ってしまいました。

ストーリーのベースは同じで、すごく改変されているところはありません。

しかし、玲斗が逮捕された理由(犯罪の内容)や働いていた仕事場が違っていて、あれ?と思ったのはわりと映画の序盤から。

その他もネタバレにならない程度に書くと、

クスノキに○○を置いたたのは■■で、△△を弾いたのは●●で…などなどです。

予告に出てきたフクロウもかわいかったですね。

ただこのフクロウもアニオリ要素。

登場はとてもよかったんだけど、このフクロウをなぜ入れたのかが、私には監督の狙いがわからなかった(汗

また運転手のおじいちゃんの運転や、ある喫茶店の店員さんの接客が妙に気になって、いい意味でそうきたかとも笑えました。

最後に欲を言うと、ピアノ曲の「効かせ方」がもう少しあってほしかったです。



ピアノ曲の聴(効)かせ方

この映画に欠かせない要素の一つは「ピアノ曲」。

小説を読んでいたので、どんなすばらしいピアノ曲なのだろうと期待しすぎた感は否めません。

ただその曲だけを味わう時間が映画にもう少しあれば…と個人的に欲張ってしまいました。

映画の尺や展開上、そうするのが制作サイドとして最適解だったのだろうとも思います。

調べると、音楽を担当した菅野祐悟さんに、絵コンテよりも前に伊藤監督にピアノ曲を依頼されています。

『クスノキの番人』のピアノ曲は、いろいろな人の思いが集約していることをイメージして作りました

引用:MANTAN WEB

この「いろいろな人の思い」というのは、ピアノ曲ができあがるために関わった人々(キャラ)を指していると考えます。

ただそのピアノ曲に、大場壮基のシーンとか千舟さんと玲斗シーンなどが重なりすぎてて詰め込み感があったんですよね。

その展開を追うので必死になってしまって、いつの間にかピアノが終わっていた…。

原作小説はおもしろいけど展開ゆっくり

小説「クスノキの番人」も、つまらなくはなく、おもしろかったというのが個人的な感想です。

殺人事件など人が亡くなってしまうサスペンスを期待した人にとってはつまらないとレビューもみかけたんですよね。

しかし、自分はあまり小説を読まないので、まったく違和感はなく読めました。

ただ、展開がゆっくりで、伏線が回収されるクライマックスまでのストーリーまでなかなか読み進まないという人には共感。

なかなか進まない展開にいまいちな人こそ、映画はテンポが速いのでおすすめ。

確かに、小説の中盤ごろまでは引きつけられる展開があまりなかったし、複数の謎が謎のままゆっくりと進んでいく。

自分の時間的余裕がなかったせいも相まって、小説の半分にたどり着くまで結構時間がかかりました。

佐治親子の謎が解き明かされ始めてからは、あっという間で、

クライマックスでは、クスノキの念や人の心に打たれて本当に感動的でした。

映画を観てから小説読んだら、2度楽しめたんだろうな~というのが正直な感想です。

まとめ『クスノキの番人』を最大限に楽しむなら「映画→小説」

「つまらない」という前評判が心配になっていた「クスノキの番人」。

映画も小説も涙なしでは観られない感動作でした。

二つ残念なのは、挿入歌のラップ映画のオリジナル要素。

原作既読者としては、小説を読まずに「先に映画を観てほしい」というのが本音です。

原作のイメージが強いほど、多少の「違和感」を感じてしまいました。

まずは純粋なエンタメとして映画の映像美と音楽に浸り、物語の核心に触れるのがベストです。

映画で描ききれなかった背景や、じっくりと回収される伏線の妙は、鑑賞後に原作小説で補完することで「二度目の感動」を味わえるはず。

映画館でしか得られない「体験」を、ぜひ先取りしてください!

そして映画を見終わったら、是非千舟さんのその後も読んでみてください。

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