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柳澤千舟(やなぎさわちふね)とは?その後や償いを徹底解説【クスノキの番人】

柳澤千舟,クスノキの番人 キャラ解説・正体
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2026年1月30日から公開されたアニメ映画『クスノキの番人』。

本作に登場する主人公の伯母・柳澤千舟について解説していきます。

千舟さんの生涯玲斗を助けた理由、自分が抱えていた問題についてみていきましょう。

千舟のその後についても触れていきます。




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柳澤千舟ってどんなキャラ?

クスノキの番人に登場する柳澤千舟。

千舟の基本プロフィールや生い立ちをみていきます。

プロフィール

名前 柳澤 千舟
読み方 やなぎさわ ちふね
年齢 60代後半
職業 柳澤家当主、およびヤナッツ・コーポレーション顧問

主人公:直井玲斗の伯母(おば)で、 玲斗の母・美千恵の異母姉にあたります。

アニメでは、白髪のショートカットで、左半分の顔が隠れるほど、長い前髪を左側にたらしています。

左目になにかオリジナル設定があるのかな?と思いつつ、

緑と紫のストーンのピアス(イヤリング?)を付けているのも印象的でした。

小説にはキャラクター原案はなかったので、映画オリジナルのキャラデザインです。

年齢は明確になっていないものの、60代後半で未婚というのが原作から読み取ることができました。

現在の柳澤家の当主です。

当主ではあるものの、柳澤グループの経営からは退いていて、立場は顧問。

住まいの柳澤低の土地は柳澤家から貸し出されていて、屋敷のみが千舟のもの。

刑務所に拘留されていた玲斗を釈放してまで「クスノキの番人」を継がせた、先代のクスノキの番人です。

柳澤家は、その土地の大地主で、言葉づかいや品も良く礼儀を重んじる千舟さん。

クスノキの番人としての教育だけでなく、日頃のマナーや言葉づかい、考え方やだらしないところがある玲斗に厳しく教えていました。

アニメの千舟さんが怒っているシーンは、小説の印象からは少しコミカルに描かれていたのは意外でした。

シリアスに描きすぎず、少し抜け感があってそれもいいかなと思います。

第一印象は、あまり笑顔を見せず、威厳があり冷静で落ち着いた様子。

ただし、これは本来の千舟さんというよりも幼少期からの境遇が大いに関係していると言えます。




千舟の生い立ち

一人っ子だった千舟さん。

12歳で母親を亡くし、それからは父親と暮らしていました。

しかし、千舟の父親はお婿さんなので、柳澤家では表だって口出しなどはせず、一歩引いた立場に。

父はそのころから何度も「柳澤家を継ぐのは千舟だから」と言われ続けていました。

祖父母からも柳澤の当主となることを子供のころから期待され、本当はもっともっと甘えたかったであろう父親にも頼れず。

祖父母と父親との関係は決して悪くなかったものの、千舟が中学生のころには再婚話も出るようになっていきます。

そして千舟が高校卒業する直前に、父親が再婚。

柳澤家を出て、旧姓の直井で生きていくことに。

千舟は柳澤に残り、祖父母と一緒に暮らすようになっていきます。

何も知らないと自覚してからは、経営のために必死に勉強し、大学は法学部に。

大学1年で祖父が他界、それからはクスノキの番人を継いだ祖母の手伝いも合わせてするように。

そして、大学2年の春に父親と再婚相手との子供が生まれます。

千舟にとっては異母妹・美千恵。

ついに父親が、完全に自分の父親ではなくなったと感じてからはさらに距離をとるようになっていきました。

祖父母にもよくしてもらっていきたし、千舟を気に掛けてきた父親。

しかし、素直に甘えることはできなかった千舟は、ある意味で自ら周りとの距離をとっているように見えて孤独だったと言えます。

大学卒業後は柳澤グループ傘下の不動産会社に就職し、大きなプロジェクトにも関わっていくことに。

30代半ばで祖母が他界し、クスノキの番人や柳澤当主としての務めを一人で切り盛りしていきます。

運命の相手との出会いもなく、独身で生きていくのだろうと祖母が亡くなったときに漠然を感じます。

そして千舟が40代半ばで父親がガンで他界。

その2年後父親の3回忌で、異母妹が不倫で玲斗を産んだことを知らされます。

美千恵は柳澤を縁を切る覚悟で、もう関わらないでと言われたため、直井家との関わりはさらに希薄に。

それ以後は、クスノキの番人と仕事と多忙な日々を送っていきます。

柳澤グループ企業の役員を兼任するまでになったとき、月郷神社の管理が自分ではできなくなるほどに。

しかし昼間の神社の管理は人に任せても、夜の祈念だけはどうしても自分でやるしかありませんでした。

そして8年後、異母妹が乳ガンで死去したと知らされることに。



クスノキの番人をなぜ玲斗に継がせたのか?

千舟の妹・美千恵に対して何もしてやれなかったことが長年ひっかかっていたこと、

そして自分が軽度認知症を患っていて、クスノキの番人の後継者を早急に見つけなければならなかったこと。

この二つがちょうど重なり、玲斗を釈放させクスノキの番人の後継者として育てていくことになりました。

千舟が抱えていた問題

千舟が抱えていた問題は、軽度認知障害(MIC)。

何度も同じものを買い物してきたり、覚えられなくなってきた自覚症状があってからでした。

序盤は、柳澤グループから邪険にされてきた千舟さんがどうなるのだろうとかなり心配になっていました。

しかし柳澤家が「悪」というのではなく、そう見えていただけ。

千舟さんの症状を隠すための、千舟さん自身の一芝居のようなものだったと分かった時は、素直にしてやられた感がありました。

いろいろなシーンで認知障害であるという伏線がすでにあったものの、私がわかったのは本当に最後の最後でした。

そして、玲斗と再びつながったことで、長年抱えてきた後悔・償いができるとも感じた千舟さん。

その償いとはどういったものだったのでしょうか?




妹・美千恵への償い

千舟には美千恵への負い目がありました。

美千恵が生まれて、本当に祝福できず、父親に悲しい思いをさせてきたことが心にずっとひっかかっていました。

その気持ちもよくわかります。

子供にとっては、ずっと実の母の夫であってほしいのは当然のことです。

それが見ず知らずの人と再婚して名字まで変わってしまうのは、かなりつらかったのではないでしょうか?

生きていたとしても捨てられたというような気持ちを抱いたとしてもおかしくない気がします。

しかも、心から頼る者もいないなかで柳澤家を継がなければならないプレッシャーも感じていたことがわかりますね。

そんな弱音は一切はかず、常に強くあろうと言う姿勢が、回想シーンの千舟の言動から伝わります。

そんな中で、妹のことまで親身になる心の余裕はなかったと言えると思います。

しかし、後にそれは「つまらないプライドだった」と明かします。

本当の気持ちは別にありました。

たった1人の妹ができたことに喜びを感じていたんですね。

にもかかわらず、つまらないプライドで、姉らしいことを何一つしてこなかったこと、

そして本当に困っているときに、手を差し伸べてやれなかった後悔が心に留まり続けていました。



クスノキの番人としての血のつながり

柳澤家から後継者を出すことも考えましたが、継ぐとすればハトコの子供にしか頼めません。

そうすればより千舟との血のつながりが薄くなります。

クスノキの祈念ができるのは、血縁者のみ少なくとも4親等以内が望ましいとされています。

番人にとってもそれは当てはまるのだろうと思いますし、千舟さんの念はやはり玲斗だからこそ受け取れた面が大きい。

罪を犯すような人間であったとしても、そのつながりを優先させてまで血縁が重要と言うことがわかります。

柳澤千舟のその後は?

クスノキの番人は、玲斗がなぜクスノキの番人を任せられたのか、何を千舟が抱えていたのかを伝えたところで幕を閉じています。

千舟さんがその後どうなったのか?は本作では描かれることの無いまま終わりを迎えています。

しかし、クスノキの番人の続編『クスノキの女神』で千舟さんのその後も描かれています。

ストーリーの序盤では軽度認知障害はそれほど進行はしていませんでした。

しかしストーリーが進むにつれて症状も進行していきます。

最後は玲斗のことも誰だかわからなくなるほどに。

玲斗はクスノキの番人の最後に千舟さんに

「認知障害で今日の千舟さんじゃなくなっても、明日の千舟さんを受け入れます。」と励ましていました。

しかし、やはり自分を覚えていないことを目の当たりにするとショックを感じるもの。

自分の祖父母は、私を完全に忘れられることなく亡くなっていきました。

そんな経験はしたことがないので玲斗の気持ちを完全に理解はできません。

しかし、千舟との時間をもっと過ごしたかったのだろうという無念さやその辛さは想像しただけでもわかります。

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