『ドラゴンボール』は連載終了後も大人気の漫画そしてアニメです。
そのストーリーに欠かせないのが「サイヤ人」という存在。
皆さんはサイヤ人の生態について知っていますか。
また、作中にどれくらいサイヤ人が登場したか分かりますか。
今回は、キャラ名前一覧を載せ、サイヤ人を徹底的に深堀。
純血サイヤ人や混血サイヤ人の違いを分析。
幻のサイヤ人や伝説のサイヤ人についても調べていきます。
サイヤ人全キャラ一覧表と名前の由来
サイヤ人は、「惑星ベジータ」に棲息していた種族。
はじめに、サイヤ人の全キャラクター一覧表をご紹介していきます。
名前の由来も載せています!
一覧表でみると、サイヤ人って結構登場しているんですね!
(表以外のサイヤ人もいると思いますが、本記事では省略します。)
そんな彼らは好戦的で戦闘を好んでいたようです。
そして見た目は地球人にそっくり。
違いは、猿のような尻尾でしょうか。
地球人にないサイヤ人の特殊な能力として、巨大な猿に変身することができます。
さらには一部の選ばれた戦士は、「スーパーサイヤ人」に変身。
髪が金色になり、金色のオーラをまとい、爆発的に戦闘力が上がるようです。
サイヤ人は、他の種族が住む惑星を襲撃し、奪うことを生業としていました。
しかし、ある日、惑星ベジータはフリーザ軍に滅ぼされてしまいます。
生き残ったサイヤ人はわずか。
悟空やベジータなどがサイヤ人の代表キャラです。
まず、純血サイヤ人をキャラ別にみていきましょう!
純血サイヤ人一覧
純血サイヤ人とは、サイヤ人同士の間に生まれた人(人種)のことです。
作中に登場する多くのサイヤ人が該当。
前述の大猿に変身する能力は、純血サイヤ人特有の能力です。
名前の由来は、ほとんどが野菜からとられています。
例えばベジータはベジタブル(野菜)から。
ラディッツはラディッシュ(カブ)から。
このように野菜に関連した言葉の順番を並べ替えたり、少し変えたりしています。
サイヤ人の名称もヤサイ(野菜)を並べ替えていますね。
作者は戦闘民族といえば肉食のイメージ、その逆に野菜に由来した名前を付けたら面白いのではないかと決めたようです。
孫悟空(カカロット)
『ドラゴンボール』の主人公。
ポッドに乗せられ、赤ん坊のころに地球に来ました。
サイヤ人としての記憶はありませんでした。
戦うことと強くなることは好きですが、優しい性格。
修行によって、「かめはめ波」や「元気玉」など多くの技を習得。
さらにスーパーサイヤ人にもなれます。
幾度となく、地球や宇宙のピンチを救いました。
どんな強敵相手にも立ち向かう勇敢さと強さが魅力です。
敵の前に悟空が表れたときの安心感は、今でも記憶に残っています。
ジャンプ系作品の主人公として、理想的なキャラクターであると思いました。
ベジータ
惑星ベジータの王子。
地球を侵略しに訪れ、悟空に倒されました。
その後は、悟空のライバルとなりました。
冷酷な性格でしたが、妻や息子への愛情が芽生えるなど変化していきます。
近年は、ツンデレやギャグ的な面も見せるようになってきました。
近年では、映画『神と神』で地球を守るために、破壊神ビルスの機嫌をとる様子が印象的でした。
キャラクターの変化には賛否があるようです。
冷酷に強さを求めるベジータが好きだったという意見も多いようです。
最近の作品でも、最後には見せ場があるので、魅力は衰えていないと感じます。
ラディッツ
弟の悟空をスカウトするため、地球に襲来。
悟空と異なり、冷酷な性格。
主人公の兄という設定にもかかわらず、あっさりと序盤に倒されています。
その他の作品であれば、もっと活躍する立ち位置ではないでしょうか。
この展開には、とても驚きました。
バーダック
外見は息子の悟空とそっくりです。
乱暴な雰囲気ですが、妻のギネや仲間のサイヤ人には思いやりを見せます。
下級戦士ではありますが、戦闘力はかなり高かったようです。
悟空の父ということで、エピソードが追加されていきました。
ベジータ王初め、親世代の話はとても気になります。
もっと見てみたいと思いました。
ブロリー
サイヤ人の生き残り。
普段は大人しく、優しい性格。
しかし、怒りによってスーパーサイヤ人になると、戦闘力が上がります。
その戦闘力の高さから、息子の脅威となると恐れられ、ベジータ王に追放されます。
ブロリーは計4作の映画に登場。
多くの作品に登場していることから、人気が伺えます。
しかし、Zの頃の3作と超の1作では、設定や背景が異なっています。
平常時と戦闘時のギャップに強いインパクトがありました。
純血サイヤ人その他
パラガス
サイヤ人の生き残り。
惑星ベジータ滅亡時に息子ブロリーに助けられ、二人で生きてきました。
やがて、ブロリーの強大な力で宇宙の支配を企みます。
パラガスについては、息子に対する愛情がどれ程のものであったかが気がかりです。
命がけで息子を救出に行く様子からは、父親としての深い愛情を感じます。
しかし、息子を宇宙の支配のために利用していることも事実です。
パラガスも息子への愛情と、サイヤ人特有の支配欲の間で揺れていた人物なのではないでしょうか。
ナッパ
ベジータと共に地球に襲来。
悟空に負けたあと、ベジータに殺されます。
悟空の仲間たちを次々に倒していく様子は、驚異的でした。
ベジータがこれ以降地球で暮らしたのを考えると、殺されてしまったのは気の毒かもしれません。
セリパ
バーダックの仲間で、初めて登場した女性のサイヤ人
。
フリーザ軍の侵攻により死亡。
トーマ
バーダックの親友であり、仲間内ではサブリーダーを担っています。
フリーザ軍の侵攻により死亡。
トテッポ
バーダックの仲間で、無口で大柄な男性。
フリーザ軍の侵攻により死亡。
パンブーキン
バーダックの仲間で、
小柄な太った男性。
フリーザ軍の侵攻により死亡。
ベジータ王
惑星ベジータの王。
フリーザに惑星ベジータを滅ぼされた時に死亡。
冷酷な性格ですが、息子のベジータをほめることもありました。
個人的にベジータ王を中心とした惑星ベジータの話はもっと見てみたいと思いました。
ターブル
兄ベジータと顔が似ていますが、身長は低いです。
兄と異なり、温厚な性格。
ベジータに弟がいると判明したときは、衝撃でした。
ギネ
女性のサイヤ人で、穏やかな性格。
作中の描写は少ないですが、夫のバーダックの調理をしているなど、愛情を感じる場面がありました。
ビーツ
細身の男性で、戦闘は得意ではなさそうです。
パラガスが息子を救出するために利用されます。
宇宙船を乗っ取られた後、殺されてしまいました。
リーク
バーダックの相棒で、
遠征に同行し宇宙船を操縦しています。
出番は少なめ。
タロ
バーダックの知人。
惑星ベジータに帰還したバーダックに話しかけていました。
出番はわずかですが、親しい様子が伺えます。
ターレス
サイヤ人の生き残り。ターレス軍団
を率いて、地球制服を企みます。
見た目は悟空に似ています。
しかし、血縁関係はないようです。
ベジータ王執事
ベジータ王の執事。
惑星ベジータの滅亡により死亡。
雇い主に忠実な様子ではあるものの、セリフなどもなくわずかな登場でした。
混血サイヤ人一覧
混血サイヤ人は、同じ人型の地球人とサイヤ人との間に生まれた人(人種)です。
純血サイヤ人よりも戦闘力が高いとされています。
この説は、悟飯を評価したベジータとナッパの会話が元になっています。
なぜ混血サイヤ人の戦闘力が高いかは不明。
しかし、実際に悟飯や悟天、トランクスは幼くしてスーパーサイヤ人になれます。
悟空はスーパーサイヤ人になったとき、「穏やかな心をもちながら激しい怒りに目覚めた」と語っています。
穏やかな心をもつのに、地球人の血が適しているのではないでしょうか。
名前は、野菜が由来となる法則からは外れています。
それぞれの親に由来した名前が付いています。
孫悟飯
サイヤ人の悟空と地球人のチチの間に生まれました。
潜在能力は父親以上と言われています。
成長後は、学者となりました。
セルを倒した後、死亡した悟空に変わり、新たな主人公となりました。
表向きは学校に通い、正体を隠してグレートサイヤマンとして、警察に協力していました。
しかし、魔人ブウとの闘いが激化するとまた悟空が主役に。
悟飯が主役の話も面白かったので、少し残念でした。
その後の映画などでは、学者や父親として日常を過ごし、時には戦いに参加します。
その姿勢も修行に明け暮れる悟空とのギャップがあり、面白いと思っています。
孫悟天
悟空とチチの第二子。
コツを教えただけで、すぐにスーパーサイヤ人になれるなど高い才能があるようです。
トランクスとフュージョンして、魔人ブウに挑みました。
悟飯同様に悟空が主役に戻ると登場が少なくなります。
本編以降の活躍をもう少し見たいキャラクターです。
トランクス
未来から来た青年姿が先に登場しました。
このときは、剣なども武器として使っています。
その後実際にトランクスが誕生。
悟天と遊んだり、修行に励んだりしています。
パン
主にアニメオリジナルストーリー「ドラゴンボールGT」で活躍。
子どもの姿になった祖父・悟空やトランクスと冒険します。
幼いながらも、高い戦闘力を持ちます。
ブラ
「ドラゴンボールGT」で成長した姿が登場。
外見や性格は、母に似ている様子。
戦闘力は不明。
舞空術は使えるようです。
第6宇宙のサイヤ人
『ドラゴンボール超』では、悟空たちが住む地球や惑星ベジータが存在した世界が第7宇宙と呼ばれていることが判明。
その他にもいくつもの宇宙があることが分かります。
それらの別の宇宙ごとに選ばれた戦士たちが「力の大会」でぶつかりました。
そして、作中には第6宇宙の惑星サダラ出身のサイヤ人が登場。
高い戦闘力はありますが、穏やかな性格の者が多い様子。
星々の防衛を主な生業としているようです。
キャベ
惑星サダラ出身。
悟空やベジータと比べると体が小さく、戦闘力も低いようです。
全宇宙が参加する「力の大会」に参加。
ベジータとの戦闘によって強さが引き出されていきます。
ベジータとの師弟関係が印象的なキャラクターでした。
レンソウ
キャベの師匠。サダラの防衛隊の隊長でしたが、ケガにより引退。
カリフラ
レンソウの妹。気性は荒いようです。
兄に勧められ、力の大会に参加。
見様見真似でスーパーサイヤ人になるなど、高い戦闘力があります。
ケール
カリフラの妹分。
気が弱い印象ですが、高い潜在能力を持ちます。
怒るとブロリーのように、戦闘力と性格が豹変します。
今までも女性の純血サイヤ人は登場していましたが、戦闘はありませんでした。
カリフラとケールの戦闘描写は、迫力があり、ギャップにも驚きました。
ゴクウブラック
「未来トランクス編」に登場。
実は、正体は第6宇宙の界王神ザマス。
未来の悟空の体を乗っ取り、強い力を発揮します。
黒い服を着ているので、ブルマが命名します。
ゴクウブラックの正体が判明するまでのストーリーも、今までにないほど複雑で面白かったです。
幻・伝説のサイヤ人
最後に、レジェンド的サイヤ人をみていきます。
幻のサイヤ人は、「Z」の修行時に幻として登場した二人組。
後にゲームで出たときにそれぞれ名前が判明し、クリリンたちを追い詰めたキャラ。
そして、伝説のサイヤ人は、映画『神と神』で存在したと語られたサイヤ人。
後に作者へのインタビューでも、存在が語られますが、どのような姿かは不明です。
キャラを1人ずつみていきましょう!
オニオン(幻のサイヤ人)
時の旅の修行時に幻覚の中で登場。
背が高い男性。
ブロッコ(幻のサイヤ人)
時の旅の修行時に幻覚の中で登場。
背が低い男性。
ヤモシ(伝説のサイヤ人)
ヤモシは、サイヤ人の間でかつて伝説として語られています。初めてスーパーサイヤ人になった
とされているようです。
同族のサイヤ人の悪行に反乱したサイヤ人たちの中から偶然覚醒したのがヤモシ。
圧倒的なスーパーサイヤ人の力で敵を圧倒したそうです。
しかし、スーパーサイヤ人の力は長くもたず、覚醒が終了した後、命を落としたとされます。
現時点では、どのような姿かも分かりません。
しかし、最初のスーパーサイヤ人の話はとても魅力的です。
このエピソードは今後詳しく明かされるのを待ちたいと思わされました。
まとめ
サイヤ人は、ドラゴンボールを語るうえで、欠かせない存在であると思います。
悟空やベジータが強さを求めることもサイヤ人の血であると納得できます。
しかし、その本能への葛藤も見られる場面が印象的です。
悟空はフリーザと対峙したとき、その残虐性を咎めます。
フリーザは、「きさまらサイヤ人は罪のない者を殺さなかったとでもいうのか」と問います。
悟空は「だから滅びた」と返します。
このやりとりに悟空のサイヤ人としての誇りと、戦うことしかできずに結果滅ぼされてしまった同族への自戒がこめられていると感じました。
個人的には、悟空たちの親世代、バーダックやベジータ王の活躍をもっと見たいと思いました。
ヤモシなどの伝説の存在についても、もっと詳しく知りたいです。
また、サイヤ人たちについて、序盤は残虐性がクローズアップされていました。
しかし、後には妻や子への愛情、仲間を思いやる気持ちについても描かれていきます。
そのような面ももっと見てみたいと思いました。
残念ながら『ドラゴンボール』作者の鳥山 明先生は亡くなってしまいました。
それでも、今後もドラゴンボールの世界が広がっていくのであれば、注目していきたいと考えています。
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