長年にわたり多くのファンに愛されているアニメ『夏目友人帳』。
そんな名作にまつわる噂のひとつが「声優が変わったのでは？」という話題です。
この記事では、その真相をわかりやすく解説します。
実際にキャストが変更されたキャラクター、そして変更されたと感じる理由について掘り下げていきます。
夏目友人帳とは？長寿アニメの魅力と声優の重要性
『夏目友人帳』は緑川ゆき先生による同名漫画を原作としたアニメ作品。
2008年からアニメ放送が始まり、これまでに1～7期と劇場版が制作されています。
妖（あやかし）と人の心のつながりを描くやさしい世界観が人気で、
アニメでは繊細な演出と声優さんの丁寧な演技が魅力のひとつ。
主人公の夏目貴志やニャンコ先生などの登場するキャラの感情表現は、声優さんの演技によって作品全体の印象が大きく左右されます。
これにより、キャストの変更には敏感になるファンも少なくありません。
アニメを見ていて、あれなんか声が思ってたのと違う…？と感じてしまった経験はありませんか？
まずは夏目友人帳で声優が変わった（変わる可能性のある）キャラをみていきたいと思います。
夏目友人帳で実際に声優が変わったキャラ一覧
死去や交代があった声優一覧
これまでに3人の声優さんが死去、そのうち笹後役の声優が変わっています。
| 死去した声優 | 演じていた妖怪 | 死去年月 | 後任声優 |
| 青野 武（あおの たけし） | 露神（1期） | 2012年4月 | |
| 本多 知恵子（ほんだ ちえこ） | 笹子（1・3・4期） | 2013年2月 | 川澄 綾子（かわすみ あやこ）6期以降 |
| 名取 幸政（なとり ゆきまさ） | ナナマキ（6期） | 2024年12月 |
※公式からの発表があったキャスト変更のみ記載しています。
露神とナナマキは、上記のシーズン以降登場がありません。
漫画にも登場していないため、今後もし登場があるとすれば、アニメ化の際に後任声優が発表されるでしょう。
笹後の声優変更とその背景
笹後（ささご）は、祓い屋・名取 周一が使役する式として登場する妖怪。
アニメ1期～4期まで、本多 知恵子（ほんだ ちえこ）さんが笹後を演じていました。
しかし、2013年の2月18日に多発性ガンにより49歳の若さで死去。
本多知恵子さんご逝去を知り、胸がぎゅっとなります。夏目友人帳では笹後を演じて頂きました。かわいい艶のあるお声で、ニャンコ先生とのファイトシーンがとても愛らしく大好きで何度も見ました。作品を通して素晴らしい方とご縁を頂いたことに心から感謝しております。謹んで、哀悼の意を捧げます。
— 緑川ゆき (@midorikawa_yk) February 23, 2013
アニメ声優さんと関わり深い作者の緑川ゆき先生も、当時は上のように投稿されていました。
5期の登場シーンは調べた限りはありませんでした。
6期4話から川澄 綾子さんに交代しています。
アニメで本多さんと川澄さんを聞き比べてみました。
ニャンコ先生と言い合いをするのが、笹後というキャラを表しているな～と感じてしまいます。
お二人の演技とも笹後らしさを感じて、小競り合いを微笑ましく見ていられました。
声の違いは少し感じられるものの、声の高さは似ています。
川澄さんが、本多さんの演技に寄せている印象も受けました。
登場シーンが限られているせいもありますが、声優が変わったとは気がつきにくいです。
露神の声優が八王子市の病院で死去
実は、笹後の担当声優の本多さんが亡くなった1年前には、
露神（つゆかみ）を演じていた青野武さんも死去（享年75）。
2010年5月末に解離性大動脈瘤の手術のため入院後、脳梗塞であることが判明します。
全ての持ち役を後任に任せて療養されたそうです。
復帰を目指しながら療養を続けますが、多発性脳梗塞により2012年4月9日に亡くなられました。
露神はその後登場がないため、後任声優は現在発表されていません。
悲しいお知らせが届きました。露神を演じてくださった、青野武さんが亡くなられたそうです。淋しいです。子供の頃から、様々なアニメや吹替えなどで、青野さんのお声にたくさん楽しい思い出を頂きました。露神様のお声を聞かせて頂いた時の感動は決して忘れられません。ありがとうございました。
— 緑川ゆき (@midorikawa_yk) April 10, 2012
青野さんへの追悼のメッセージも投稿された緑川先生。
個人的にも、1度聴くと忘れられない声と演技が本当に素晴らしかったなあと感じています。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクも演じた名バイプレーヤーとしても知られる青野さん。
「夏目友人帳 声優 変わった 八王子市」と検索サジェストにあがってくる場合があります。
これは、青野武さんが八王子市の病院で息を引き取ったためだと思われます。
なぜ「声優が変わった」と感じるのか？その5つの理由
声優の死去はなくとも、視聴者の中には「声が変わった」と感じる方も多いです。
その背景には以下のような要因が考えられます。
-
シリーズ間の放送年数の空白
-
音響演出・BGMの変化
-
声優本人の演技スタイルの変化
-
SNSでの誤解・拡散
-
視聴者の記憶の曖昧さ
こうした要素が組み合わさることで、実際に変更がなくても「変わった」と感じるケースが生まれやすいのではないでしょうか？
ニャンコ先生の声優が変わらない理由
ニャンコ先生／斑を演じるのは井上和彦さん。
シリーズを通してずっと同じ声を担当しており、交代の事実はありません。
一部で「声が変わった？」という声が上がった理由には、演出やテンポの違いなどが影響していると考えられます。
井上さん本人も、1期～7期を通して、ニャンコ先生の演じ方が変化していっているとも語っています。
長寿アニメですから、井上さんだけでなく全ての声優さんが他の役柄や経験、考え方の変化は当然あるでしょう。
ニャンコ先生についての解説はこちら↓
田沼要の声優も変わっていない
田沼要（たぬま かなめ）は、夏目の大切な友人であり、多くのエピソードに登場する重要キャラクターです。
「声が変わったのでは？」という噂もあるようです。
しかし田沼の声優はシリーズを通して変更されていません。
田沼要を演じているのは堀江一眞（ほりえ かずま）さん。
第1期から最新作に至るまで、一貫して彼が田沼の声を担当しています。
堀江一眞さんの安定した演技と繊細な表現力は、田沼というキャラの静かな優しさを見事に表現。
「変わったように感じた」という声の原因としては、明確な根拠はありません。
井上さん同様に、堀江さんにも演技や価値観の変化はあったように思われます。
しかし、検索キーワードのサジェスト機能で拡散・誤解から広まった可能性が高いと考えています。
ファンの声とSNSでの反応まとめ
SNSでは以下のような反応が見られます：
-
「久しぶりに観たら、なんか声が違う気がする…」
-
「ニャンコ先生の声が優しくなった？」
-
「あれ、あのキャラの声変わってない？」
このような投稿は主観に基づくものが多く、実際に変更がないキャラでも「変化を感じた」という反応が目立つことがあります。
夏目友人帳の声優交代に関するよくある質問（FAQ）
Q1：主要キャストの声優は変わっていない？
→ 夏目貴志、ニャンコ先生をはじめ、主要キャラの声優に変更は現在ありません。
Q3：北本の声優は変わった？
→ 夏目貴志の高校の同級生の北本。声優は変わっていません。
Q4：七瀬の声優は変わった？
→ 的場一門の祓い屋の七瀬。声優は変わっていません。
Q5：今後キャストが変更される可能性は？
→ 現時点では不明ですが、可能性はゼロではありません。
まとめ：声優交代は一部キャラのみ、作品の魅力は変わらず健在
『夏目友人帳』において、メインキャストの声優はほとんど変わっていません。
「声が変わった」と感じるケースの多くは、演出や声優さんの演技による違いです。
一部のキャラクターでは実際に声優が死去され、そのうち笹子役の声優が交代しています。
それは作品をつなげていく自然な変化でもあります。
そして後任声優さんが死去された声優さんの思いも繋げていると感じます。
これからも変わらぬ魅力を持つ『夏目友人帳』を安心して楽しみましょう！
またアニメ8期の放送も期待したいですね！
https://mangaanime-voice.com/natsume-7ki-987
コメント