黒の組織との対決がメインで描かれている劇場版「名探偵コナン・漆黒の追跡者」。
世間ではひどいとの評価が目立っています。
その理由について知りたくはありませんか?
今回は予告詐欺をしている?という噂やゲスト声優は誰だったのか、黒の組織はどうかかわってくる内容だったのかについて注目していきたいと思います。
「コナン漆黒の追跡者」がひどい理由①予告詐欺
劇場版「名探偵コナン・漆黒の追跡者」で何がひどいの?
一番にあげられるのが、予告詐欺。
予告の内容と本編が違うという点だと思われます。
そのことについてくわしく見ていきましょう。
実際の予告シーンの内容と期待
漆黒の追跡者の予告はどのようなものだったのでしょうか?
コナンの因縁の相手でもある、黒の組織のジン。
コナンの口を塞ぎ、拳銃を突き付けながら「覚悟はいいか江戸川コナン、いや工藤新一」というセリフの後、銃声が聞こえるシーンが流れていました。
とうとうこの時が来たか・・・黒の組織にバレたということはこの映画の展開は組織のトップについても触れてくるのか?
と思いつつ映画を見てみると、冒頭二分ぐらいのところでコナンの夢だったというオチ。
コナン君も追い詰められてるし、そんな夢も見ることあるよねーと思いつつ予告で使うべきところではないな…なんて思ってしまいました。
実際のシーンがあるので詐欺ではないけど本編と関係ない(なくはない?)場面。
誤解のある切り抜き方は悪意があるなとも思ってしまいますね。
重要でないシーンを重要であるかのように予告で使う。
映画を楽しみにしている人としては純粋に楽しめないし、なんだか集客目的だけで予告を作っているようにも感じて嫌ですよね。
コナンファンは知っていた!?
予告詐欺だと言われている「漆黒の追跡者」。
実は夢オチだったというシーンがしっかりと原作に描かれています。
原作を知っている方はそのシーンだとわかったようです。
また、ジンに正体がバレることは今のところないのではないかと分かっていた方もいたそうです。
確かに原作でもバレていないのに、いくら重要なことが映画で明かされることのある劇場版コナンであっても先にコナン正体を知られることはないですよね。
ただ、この映画予告はコナンファンの歴史に残る「予告詐欺」となりました。
毎年映画予告を見て期待が高まっても、漆黒の追跡者の予告を思い出せと自分を戒めて、期待しない方も。
詐欺部分を当てることを楽しんでいる方もいらっしゃるようですよ。
「漆黒の追跡者」がひどい理由②ゲスト声優DAIGOの棒読み
「漆黒の追跡者」で次にひどいと言われている理由2つ目をみていきます。
それは今作のゲスト声優で登場したDAIGOさんのセリフの棒読み。
コナンの映画では毎年ゲスト声優が出演するのが定番となっています。
初期の頃、ゲスト声優はいなかったので何も思わず純粋に映画が楽しめました。
ですがゲスト声優が登場するということはそれだけ人気が出てきたということですかね。
ゲスト声優が登場するようになって注目すべきは演技がうまいかどうかです。
コナンファンにとって映画のストーリーや展開に集中できるかどうかのカギとなってきます。
今回DAIGOさんが演じたのは最も重要な事件の犯人となるキャラクターの声。
私が初見で見た時は、ゲスト声優が誰か知らずに見ていたんです。
知らなくてもすぐに「DAIGOさんだ」と分かるぐらい、そのままでセリフも棒読み。
それによってキャラクターがういているというか映画になじんでいないというか・・・すごく違和感でした。
DAIGOさんご自身も地上波で映画が流れた時にXで認めています。
自他ともに認める演技力だということですね(よくない意味の・・・)
今ではNHKの某椅子の番組で王子の声優を担当しているのできっとうまくなっていることでしょう!
DAIGOさん演じるキャラが映画終盤の事件について語られているところ。
何度も見ているうちに、犯人だけど憎めない愛くるしい感じに思えてきてしまいます。
今ではそれさえも楽しみながら見るようになってきました。
しかしながらDAIGOさんに限らず、ゲスト声優に起用される俳優さんや女優さんは賛否両論で否定的な意見が多いように思います。
ドラマや普通の映画と演じ方が違うので、声優の仕事はやっぱり難しいのでしょうか?
「漆黒の追跡者」がひどい理由③黒の組織
「漆黒の追跡者」で次にひどい言われる理由は黒の組織に関することです。
映画に登場するオリジナルキャラクターについてや、ヘリの銃撃シーンの違和感など、いろいろな意見が出ていました。
この記事では2つに注目します。
黒の組織のオリキャラは死亡が予想できる?
劇場版に登場する黒の組織のオリジナルキャラクター。
実際、黒の組織のメンバーとして登場したオリジナルキャラクターは全員死亡しています。
それにより、毎回死亡するだろうと予想できるわけですね。
基本的に劇場版は原作とは別物ととらえられます。
生きたままだと原作で登場させなければストーリーで合わないところが発生することに。
そして盛大なネタバレを見ている気分にもなりますよね。
もしコナンの正体を知っている黒の組織メンバー生き残った場合。
原作でどう登場させるべきか、つじつま合わせの必要が出てくることになるようです。
映画を観ない原作派の方にとっても話がつながらなくなってきます。
ただし中には劇場版から原作に取り入れられたキャラクターもいます。
有名なキャラクターだと白鳥警部がそうです。
どのキャラクターも原作のメインストーリーに影響が出ないキャラクターばかり。
白鳥警部はサブストーリーにはよく登場しているし、彼メインのストーリーもあったほどの出世です!
黒の組織が逆輸入されたとしても、こんなに気軽に使えるキャラクターになるわけないですよね。
しかし、最近の映画では映画の最後の方に死んだと思った人間が生きていたことがわかったり、家族の意外なつながりがわかったり。
重要なことがネタバレされることも増えてきたので、オリキャラの黒の組織メンバーが生き残って原作に登場するという日ももしかしたらあるかもしれませんね。
ヘリ銃撃シーンの違和感
黒の組織
との対決でヘリでの銃撃にも違和感を感じた方が多くいたようです。
黒の組織は基本的に世間に存在を知られてはいけない闇の組織であるはず。
そんな組織がド派手にヘリコプターからライフルを乱射するというシーンに違和感があります。
個人的には少数精鋭でタワー内での銃撃戦ぐらいの方がよかったように感じました。
それだと構成的にアイリッシュと蘭の戦闘シーンと被るため、違うパターンを考えるとやっぱりヘリからの銃撃だったのでしょうか。
ライフルを乱射し、派手なシーンの後コナンから反撃をうけヘリコプターは公園に墜落。
しかし結局警察には捕まらず行方をくらまします。
その描写が不自然という意見もありました。
確かにあれほど大きなタワーを爆破しておいて、黒の組織が捕まらないというのは無理がありますよね。
どれだけ黒の組織の証拠隠滅能力が高いとしても日本の警察を馬鹿にしすぎなのではないでしょうか?
いや、ジンに関しては証拠隠滅能力は高くないかもしれません。
映画の中で殺害現場で絵の具を踏み、痕跡を残してコナンにバレているんです。
さらに、コナンの正体を知っているアイリッシュをジンは雑に扱い殺してしまいます。
ジンは実は無能なのではないか?と思ってしまいますね。
思い返してみれば一話の登場シーンから突っ込みどころ満載なジンの兄貴・・・。
詰めが甘いところが可愛いということにしておきましょう。
「漆黒の追跡者」がひどい理由④ミステリー感が薄い?
「漆黒の追跡者」がひどい理由として挙げられる4つ目はミステリー感が薄いという点。
連続殺人事件が起きているので謎解きはあるものの、犯人が殺人と示す目的がよくわからないという意見があります。
「カブトムシにテープを張ってビートルズのヘルプを思いつかせるのも無理がある」
「犯人が妹の意思を無視し、命を犠牲にしてまで助けた人たちを殺していくという最低な犯行」
犯人の犯行動機についても弱いという意見があり、全体的にミステリー感が薄いことにもつながっています。
コナンくんでは「え、そんなことで殺す?」という動機の犯人もたまにいるんです。
映画でこのポンコツが使われるのか?という印象でしたが、まぁコナンだったらあるかなと感じます。
「漆黒の追跡者」をしばらく観ていなかった人間として、何が印象に残っているか?と聞かれたら蘭ちゃんが銃弾を避けたことが一番に思い出してしまいます。
なので個人的にも謎解き部分の印象は薄い気がします。
「漆黒の追跡者」の高評価・良かった口コミは?
「漆黒の追跡者」はひどいという意見が多くありますが、高評価の意見もあるんです。
黒の組織が出てくるというだけでわくわくするという意見。
ピストルを撃つ瞬間に避ける蘭の名シーンが見所という意見。
主題歌がすごくかっこいいという意見もありました。
また、改めてみると面白いという意見も。
感じ方はそれぞれですので、リピートしてみてみるのもありかもしれませんね。
かくいう私も何度もみていて、突っ込みどころが多い映画として楽しんでみています。
中でもアイリッシュ(映画のオリジナルキャラクター)はコナンの正体にいち早く気づいたキャラ。
コナンを追い詰め、黒の組織が出てくるストーリーの中で一番ハラハラドキドキしてみることができました。
ジンがもっと仲間を大事にするキャラで連携がとれていたら、本当にコナンは危なかったと思います。
ジンに救われましたね!
「漆黒の追跡者」がひどい理由についてのまとめ
劇場版「名探偵コナン・漆黒の追跡者」がひどいと言われる理由について大調査しました。
・理由①予告詐欺
・理由②ゲスト声優・DAIGOの棒読み
・理由③黒の組織(オリキャラ死亡が予想できる、ヘリ銃撃シーンの違和感)
・理由④ミステリー感が薄い
一方で漆黒の追跡者が良かった口コミ/高評価もありました!
全体的に批判の多い映画となった今作品。
時間がたって見直すと新たな発見があったり、酷いから嫌だと思っていたDAIGOさんの棒読みセリフが味に思えてきてなくてはならないものになったり。
黒の組織の中で優秀な人材が出てきたのに、それをあっさりと殺してしまうなんだか残念な結末。
コナンサイドから見ると「ありがとうー!」と思えてきたりといろんな見方で楽しみ方が変わってきます。
個人的には山村警部が昇任して嬉しそうに階級を見せびらかすシーンも好きなシーンです。
山村警部実は頭がよかったのかな?事件解決で承認する点数が高かったのでしょうか・・・?
へっぽこ警部の気の抜けたキャラを箸休めにするのもおすすめですよ!
一度見て嫌だとやめてしまうのではなくもう一度見てみると好きになるかもしれませんね。