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ペリリュー片倉兵長を徹底解説!モデルがいたのか大考察!

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「ペリリュー 楽園にゲルニカ」には印象に残るキャラクターがたくさんいます。

その中でも、片倉兵長は強いインパクトがありました。

今回は片倉兵長を徹底解説。

どんなキャラだったか、

戦後はどのように過ごしていたのかを深堀。

さらにモデルの人物がいたのかどうかも考察していきます。

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ペリリューは片倉兵長ってどんなキャラ?

ペリリューの片倉兵長の本名は片倉 憲伸(かたくら けんしん

年齢は23歳。

コミカルな絵柄でも、目の鋭さが印象に残りますね。

性格は、命令に忠実

高い戦闘力があり、強いリーダーシップも持ち合わせていました。

任務遂行のために、味方の犠牲もいとわない冷酷な部分がありました。

空腹時には味方の遺体を食べて生き延びた描写が。

さらに錯乱した味方の首を掻き切ったことも。

実家は茨城県日立の寺

家族にはがいます。

頼れる上官と言えば、島田少尉ですが、片倉兵長も頼もしい印象がありました。

しかし、性格には違いがありますね。

島田少尉は仲間の死に心を痛めている場面があります。

片倉兵長は犠牲も割り切っていた様子ですね。

戦争の側面としては、そういう考え方も必要だったのだと感じました。

島田少尉がどんな人物だったのかはこちらでくわしくまとめています。

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漫画ペリリューでモデルになった人物は守備隊の大佐のみ。

しかし、個人的に片倉兵長にもモデルがいたのではないかと考えています。

モデルと考える理由・根拠も合わせて次の章でご紹介していきます。



ペリリューの片倉兵長に実はモデルがいた?

「ペリリュー」でモデルがいると公言されているキャラクターは一人のみだと作者が明言しています。

それは、ペリリュー守備隊の大佐です。

片倉兵長を含むその他の全キャラクターには、モデルがいるとは公言されていません。

しかし、片倉兵長には、モデルが存在していると個人的に考えています。

それは、本作を描く上で作者がインタビューを依頼した永井 敬司さんです。

永井さんは、ペリリュー島での戦いに参加。

生存し、日本に帰国を果たしました。

戦後は、戦争についての体験を語る活動を積極的にされていました。

しかし、戦争に関する創作を嫌っていました。

特に漫画という表現には否定的であったようです。

インタビューを依頼した時にも、「戦争に関する創作が好きではない」と話していました。

「ペリリュー」の単行本も受け取りを拒否

その様子は、戦後の片倉兵長に似ているのではないでしょうか。

片倉兵長も編集者が家を訪問した際に、「漫画は軽い」と答えています。

永井さんは茨城に在住していて、県内で亡くなりました。

これも片倉兵長と一致しています。

戦後の「戦争に関する創作」への態度や茨城で生涯を過ごす点は永井さんをモデルにしていると思いました。

戦場での振る舞いは、その他の体験談から肉付けしていったのではないでしょうか。

各キャラクターが様々な体験談を合わせて、戦争を伝える役割を果たしているのだと思います。




片倉兵長のその後は?

 

戦後、片倉兵長は電器会社に就職

実家の寺は、兄が継ぎました。

1972年ペリリュー島訪問には不参加。

電器会社の営業としてアメリカに出張していたためです。

片倉の代わりに住職となった兄が参加し、戦没者の供養をしました。

2016年のペリリュー島慰霊祭には、片倉本人が参加

よろけた田丸を支えて「大丈夫ですか」と声をかけていました。

そして、2017年に肺炎で死去

戦後の片倉兵長で特筆すべきことは、田丸が描こうとする漫画への意見でしょうか。

片倉兵長は、ペリリュー島の話を漫画にすることに反対していました。

特に、「漫画は軽い」と嫌悪。

当事者としては、実体験したことを作品にしてほしくない思いがあったのではいかと思いました。

片倉兵長は戦時中は冷酷な描写が目立ちました。

その場で最善の状況を判断し、行動することができるのでしょう。

アメリカに出張し商談をしているのも象徴的ですね。

米軍と戦ったことは過去のことである割り切りができたのでしょう。

それでも戦争に関する創作を嫌っていたのは、彼なりに仲間を犠牲にしたことへの負い目も感じました。

むしろ負い目であってほしいとも思います。

それぞれの戦後を描くのに重要なキャラであったと思います。

ペリリュー片倉兵長のまとめ

片倉兵長は、生き残るために残酷にならなければならないという、

戦争のむごさ・残虐な一面を表したキャラクターであると思いました。

また、誰もが戦争に関する創作を肯定する訳ではないということも片倉兵長を通して

伝わってきました。

中川大佐以外に、片倉兵長や他のキャラクターにモデルはいないと作者が明言していますが、

生き残った永井 敬司さんのエピソードを、戦後の片倉兵長のモデルにしている可能性は高いです。

片倉兵長の生き方や漫画に対する思いは、作品をより深いものにしたのではないでしょうか。

片倉兵長の他に生き残ったキャラクターは誰だったのでしょうか?

メインキャラクターの生き残りをこちらの記事↓でまとめました。

また、映画と漫画で死亡の展開が違う吉敷。

死亡して消えた遺体はどうなったのかを解説しています。

『ペリリュー』吉敷|死亡で消えた遺体どうなった?生きてる?漫画ネタバレ感想!

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